イタルジェット ドラッグスター 180 ギアオイル漏れ修理 2!
さてさて、やっと休みの日に続きの修理が出来ました。
↑リアハブが付く出力シャフトの比較、右が2300キロの新タイプの物です。寸法は同じですが、さすがにシールが当たる部分の傷みが4万キロオーバーとは全く違いますね。(^^)
↑左が今回買った新品、右が先日のOH時に打ち替えて、漏れたシールです。シャフトの当たり面の状態が悪かったので削れたようににっなってしまってますね。
新タイプギアボックスには左と同じ物が付いていました。
↑まずはシールを外して、ケース合わせ面をきれいにします。
↑ちょうど良い外寸のボックスでシールを傷めないようにきっちり押し込みます。
↑クラッチの付く入力シャフト、これが大きく違います。
左側をベルトカバーにセットされたベアリングに固定する事により、左右の動きが規制されます。
右側のギアボックス側は左右の動きに対してはフリーです。
↑一応MALOSSIのベルトが入っていて、まだ充分使えるので、勿論 再使用しました。
一緒に写っているクラッチは旧タイプの方の物で、実際には新タイプはベアリングが違っていて使えませんでした。新タイプは写真を撮るのを忘れました。

たぶん今回取り付けた新タイプのクラッチとプーリーはノーマルだと思いますが、以前よりものすごく乗り易くスムーズになり、加速も良くなって、思わぬ収穫でした。(^^)
旧タイプはご覧のようにマロッシの黄色スプリングに、ひょっとしたらクラッチスプリングも強化品だったのかも知れません。

しかし、チャンバーでも付けて高回転仕様にでもしないとマッチングが悪いのか、現在のノーマルの方が今のエンジン特性に合っていて加速が良いです。
↑クランク側プーリーはこのスプラインを下のワッシャーのスプラインにキチンと合わせてから固定ナット締め込みます。
スプラインが合っていないまま固定ナットを締め込んでしまうと、クランクのスプラインがダメになり、高価なクランクを交換する羽目になってしまうので注意が必要です。
↑締め込む時も、こんな感じの工具で保持して締め込みます。
適当にケースに歯をロックさせてトルクを掛けると、反力でクランクに余計な力が掛かり、芯がずれる可能性があると思います。
↑最後に、ケースにプーリーを固定する時は、穴に硬いシャフトを通してプーリーをロックして締め込みます。
リアハブですが、逝ってしまったノーマルディスクを外す際に、ボルトが固着して上手く外せなかったので(最強ロックタイトかも?)一箇所ねじ山をダメにしてしまい、仕方なく全部8mm穴に拡大してボルトも貫通させてしまいました。
しかし、予備には、殆どディスクが減っていない2300キロのキレイなリアハブもあるんですね。(笑)

たぶんノーマルから自分でディスクを変更される場合は、キャップボルトがすぐに舐めてしまうので、取り外すだけでもかなり苦労すると思います。

私は最近はロックタイトは中強度しか使いません。(笑)
↑ブレーキもキレイに洗浄してやっと完成!
素晴らしい効きのリアブレーキが復活しました。
↑あとはこのバッテリー撤去後の鉄板部分に、色を塗るか、カーボンパネルでも張るか・・・
次のオーナーの楽しみの為に残しておこうか?(笑)
↑ヨシムラの水温計を両面テープとベルクロテープで取り付けています。

売ります!