Renault Clio16V Phase1 (日本名ルーテシア)

記念に友人の永田くんに撮ってもらったけど、車と一緒に写る事って滅多にない。

Clio16Vの外観

全オーナーがこまめにモディファイしてくれていて、これ以上触るところは殆どない。

唯一、ステアリングを手持ちのOMPディープに交換したぐらい。

この車はフェイズ1で、フェイズ2はリアのコンビネーションランプが少し変更になっている。こっちの方が硬派。(^^)

シャレードやファミリアに似ているとよく言われる車だが、実車を見ると全く違うのだ。似てるけどネ。

ステッカーのDiacは、当時のラリーのワークスカーのスポンサー。これくらいのさりげなさがセンス良い。

エンブレムもしっかりとClio 16Vに換えられている。

マッチョで魅力的なサイドライン。

写真では凹凸が伝わらないし、カバみたいに見える。(笑)

なんとTE-37を履いている。ラッキー!オフセットも前後が違っていて、前の方がよりネガティブで幅広である。アンダーを少なくする為だろう。

足はBilsteinのkitが入っていて、かなり硬い。

 

動物的なフロントマスク。

やっぱりカバかアリクイのように見える。(笑)

しばらく見ているとこのデザインの魅力に引き込まれてしまうんよネ。

フロントはしっかりと名車 「5」 の流れを汲んだデザインだ。

205GTIを買う前には、実は「5」を探し廻っていた。ずーっと以前からデザインや雰囲気が大好きで気になっていたのだ。ターボはデザインが好かないので普通のヤツを。

でもその時は、状態の良さそうな車に巡り合えなかった。

で、結局Clioに辿り着いたのだ。(^^ゞ


名機との声が高いF7Pエンジン。

本当に良いフィーリングで回ってくれて、飛ばさなくても車を運転するのが楽しいので非常に良い。さすがルノー。可能ならセブンに載せたいと思うくらい。

ただエンジンマウントは弱いらしく既にくたびれていて、シフトレバーが大きく動く。

これから部品が揃ったらタイミングベルト、テンショナー、ウォーターポンプ、ホース類を総取り替えして、目指せ20万km!

 

レイズ TE-37  6.5J-15  重量は約4kgほどでとても軽い。

嬉しい事に、前オーナーがWilliamsの純正エキゾースト一式を奢ってくれていた。

サイレンサーのみスーパースプリント製に交換してあり、品の良い乾いた音 を発して楽しませてくれる。

いずれ遮熱ラップも巻きたいネ。

 

 

 

 

この車を購入した 堺市のレ マン カーズのステッカー。

カッコイいいのでそのままにする。

 

文字通り緑色のグリーンフィルター。

どうもClio16Vはスロットルが2系統あるようで、その為かクリーナーもとても大きい。

だから、スロットルを浅く踏み込んでいる時は上品な吸気音なのだが、ある角度以上踏み込むと、それまでとは違う威勢の良い吸気音がコクピットの奥から聞こえてくる。

だから、トンネルに入った時は、窓を開けてスロットルを踏み込むと、とっても楽しいのである。

 


内装関係

とてもお洒落な内装で、大変気に入っている。

シートも205と同じぐらい良いが、長時間乗ると205の勝ちかな?でも、外見はこちらの圧勝。(笑)

 

 

イグニッションオンで、真中に外気温度がオレンジで表示される。

照明もすべてオレンジの透過照明で統一されていて、夜もお洒落だ。

左から、油量、油温、油圧計。

油量はイグニッションオンでエンジンを止めた状態でしか表示されないので、早速壊れたのかと思った。(汗)

下はヒーター&クーラーのコントロールとアナログ時計。

クーラーは昼間に最弱の位置でも充分に効く。嬉しい。(^^)

ただ、夏場は水温がきつくなるそうで、ビリオンを入れる予定。

 

 

 


205と比較

まだそんなに走り込んでいないが、明確に感じるのは車の走りの性格、方向性が正反対だと言う事。

205は、車自体の回転バランスが良く、ノーマル状態でも鼻先は軽いし、コーナー途中でも前後のバランスが良いのが良くわかる。

Clioのノーマルには乗った事ないのだが、205と比べるとBilsteinで足を固めてあるこの車でも鼻先は若干重く、頭でっかちなフィーリングが感じ取れる。しかし初期反応は普通の国産車と比べたら恐ろしくクイックだし、走りの味は独特だ。一度ノーマルにも乗ってみたいものだ。

エンジンルームを見ると良くわかるが、205はSOHCのコンパクトなエンジンをバルクヘッド寄りに低く寝かせて搭載している。反面、 ClioはSOHCよりヘッドが大きいDOHCのエンジンをほぼ垂直に置いているので、その分、視覚的に腰高に感じられる。そしてClioはその分アンダーが出にくい様にだろうか、ノーマルの時から1度30分ほどのネガティブキャンバーがついている。ノーマルからこんなにネガキャンな車は他に無いような気がする。おかげでフロントは205より随分食い付いてくれるので、スローコーナーでは突っ込める。リアをロールさせながら良く曲がってくれる良い足だと最近やっと判ってきた。(笑)

ただ、キャンバーの影響か、轍には敏感にステアリングを取られる。他のオーナーのサイトによると、特にミシュランのSX-GTは減ってくるとそういう傾向が出てきて、左にハンドルを取られるようになるらしい。私も買って直ぐに大きなテスターを持っているお店で計ってもらったが、数値的には全く問題なかった。まあ、そのお陰で楽しめる部分があるのだから、少しぐらい我慢しよう。

ミニサーキットなどでは明らかに205の方が速く走れるのが容易に想像できる。(車重が100kg軽いのだ)ところが、エンジンのフィーリングに関してはClioの方が倍以上素晴らしく、ただ回すだけで楽しいのだ。トンネルに入ると必ず窓を開けてスロットル全開にしている。(^^)

物質的クオリティーもClioがずっと上だと思う。高級感、お洒落感、所有する充実感があり、見ていても可愛くなってくる。(^^ゞ

結果的には、205は曲がる事が楽しい車、Clioはエンジンのフィーリングや、所有する事が楽しい車(あまり飛ばさなくても充分楽しい。) といったところだろうか。

うん、私にはこの方が安全で、足車には良かったかもネ。飛ばすのは他の車で充分。(^^ゞ

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