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97年4月 雑誌 Old
Timer 個人売買欄で発見、
千葉のオーナーより購入
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購入時は、1000
cc の
ほぼノーマルだった。購入時4万1千Km程度だったと思う。
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セブン用のWeber45、ジャンスピードマニホールド、Watanabeマグホイール、スーパーストラットサスペンションシステム、Bilsteinダンパーを組みつけて
1000cc
のまま楽しむ。3万Km程度走ったと思う。
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98年春頃からアイドリングが安定しなくなり、オイル漏れもひどくなったので、8月夏休みにエンジンを開けてみると、やはりヘッドガスケットの吹き抜けで、そのまま乗っていた為にヘッド、ブロックの吹き抜け部分に亀裂が入ってしまっていた。
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仕方ないので、英国MiniSport社の1380ccステージ3エンジンキットを取寄せてエンジン載せ換え。ついでにミッションもフルオーバーホールを実行。ベアリング類、シンクロ、シフトフォークは全部新品に交換した。
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エンジン載せ換え時、フロントサブフレームのコイルオーバー部分に亀裂を発見。原因は恐らくスーパーストラットサスペンションの構造的問題。走りはとても良かったので残念だが、フロントのみスタンモアーのレースコイル+ハイローキットに交換。レース用と言ってもラバーコーンよりは随分ソフトだ。
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中古のサブフレームに交換。
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9月頃、完成。パワーも満足がいく物だったが、アイドリング時に激しい白煙がマフラーから噴出し、信号待ちではとても恥ずかしい。
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1ヶ月くらいそのまま乗ったが、お店を開店したばかりで直す暇もないので、仕方なく唯一動く車のポルシェを足に使い、Miniには乗れなかった。
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99年夏、ちょっとお店も落ち着いたので、意を決してもう一度エンジンを下ろして組みなおす事にする。
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ピストンクリアランスは正常。原因はバルブガイドのクリアランスが大き為だった。英国から来たヘッドAssyは、バルブスプリングもピカピカ、バルブもリテーナーも新品でピカピカに組み上がった状態だったので、信用して組んでしまった。
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バルブガイドを英国から取寄せて内燃機屋で入れ替えをしてもらったら、シートカットを3面に深くカットされて、バルブの燃焼室側への突き出し量が大幅に低くなってしまった。これではビッグバルブや、ハイリフトロッカーアームの価値がない。
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対策として、Miniには元々入っていないIN側のシートリングも特注で作ってもらい、IN、OUT、両側のシートリングを新たに入れて、バルブ突き出しを元通り高くしてもらうことにした。しかし難しい加工なので、大阪では何処も受け付けてくれず、東京のミニマルヤマにお願いして製作加工してもらった。ついでに良質のリン青銅でバルブガイドも製作、入れ替えをお願いした。現在のMiniもIN側はシートが入っておらず、燃料添加剤を使用しないと3万Km程度でパワーが落ちてくるそうだ。
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ヘッドの加工が3ヶ月程かかった。エンジンを組上げて、1速の入りが悪かったミッションも、もう一度シンクロを交換して組み直した。開けて正解。前回ノーマルデフをばらして、メタルやシャフト交換してオーバーホルしたが、1380ccステージ3のトルクに負けてデフのメタルが捻じ曲がっていた。速攻でMiniSportの4ピニオンデフ(クロスピンと言われる物)を取寄せて組み込んだ。(ノーマルは2ピニオンなので2倍の強度)
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さて、2000年の正月休にやっと組み上げて、中旬にエンジンを載せて、やっと完成。
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エンジンを回してみると、ハイリフトローラーロッカーは低速が苦しそうなので、ノーマルに戻してみた。すると、回転がスムーズになり低速から軽く回る。街乗りを意識して今回はノーマルリフターで行く事にする。
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タイヤ交換。ブリジストン
グリッドU 165/60R12 × 4本
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車検が切れていたのでユーザ車検を受ける。ちょっと遅れて終了時間を過ぎてから無理を言ってラインを通してもらった。すると10人余りの車検官が全員、私一人の車に寄ってきて荒捜しが始まった。エンジンナンバー、打刻が無いのがばれて見事にアウトになってしまった。
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仕方なく1300ccへの載せ換えの申請を出す事にする。車幅も7Jオーバーフェンダーへ変更。
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載せ換えの手続きと手直しにはかなり苦労したが、現在のエンジンに職権打刻をしてもらって無事車検終了。これで次回からは、すんなり車検を通すことが出来る。
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バッテリーが終わってしまったので、近所のオートバックスにて新品を奢る。
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3月半ば、通勤途中にクラッチが切れなくなるトラブル発生。
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手術をして2月末に退院したばかりで体力が落ちていたので、またエンジンを降ろすのが苦に感じた。衝動的に、ちょっと前から目を付けてあったプジョー205GTIをYahooオークションで買ってしまった。
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Miniは、暫らく家に置きっぱなしだったが、ひょんな事からクラッチトラブルは深刻なものではなく、レリーズシリンダーのロッドの長さが当初からギリギリだったことが判明。ラッキー
(^^)
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ロッドを延長するパーツを削り出しで製作してもらって装着。クラッチのフィーリングが格段に向上した。今までシリンダーが出切る寸前でほんの少し切れていただけで、ちゃんとクラッチが切れていなかったのだ。1速の入りが悪かったのもそのせいで、簡単に入るようになった。一石二鳥?
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もう改造するところも無くなったし、プジョーを買ってしまったので車の置き場が無くて困っております。せっかくここまで仕上げてきたので手放すのは寂しいけれど、仕方ない。車4台も置き場がない。
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売却済み!