MINI 1000cc 改 1380cc 

 

足車用に、シルバーが欲しかったので千葉のオーナーから個人売買でに購入。セブンとポルシェで車庫がぎりぎりなので、玄関前に横向きに止められるように全長3.5Mぐらいまでの車が良かったのだ。

改良

ラバーコーン → 廃止

Front スタンモアーレースコイル+スパックスショック

Rear STTSコイル+ビルシュタイン

ワタナベ 12インチ 6Jマグネシウムホイール

左ハンドル用クイックステアリングラック (珍)

KAD クイックシフト

点火系はMSD6LA & タイミングコントローラー、アルドンデスビ。

燃料系はウェーバー45DCOE、ニスモ電磁ポンプ。

エンジンはMinisport stage 3 engine kit をUKから個人輸入、自分で組上げた。

内装はひっ剥がし、メインパネルもアルミで自作。

↓3月1日 ドアの内張りを左右カーボンに換えたよ〜ん。

ダイヤルを回すと点火時期を変更できる。


↑完成したエンジン

エンジン組み立て&組み直し

UKから届いたステージ3エンジンキット。ヘッドはぴっかぴかにオーバーホール済み。しかし、そのまま組むと、アイドリング時にマフラーから恥ずかしいほどのオイルスモークが上がった。恐らくバルブガイドが交換されていなかったのだろう。

イギリス物は信用できないので一回ばらしてから組んだ方がいいよと、忠告は受けていたのだが、ぴかぴかにポート加工されていてバルブスプリングもダブルの新品、BIGバルブもリテーナーもぴかぴかの新品だったので、まさか大丈夫だろうと思っていた。

仕方ないので、もう1度エンジンを降ろして、前回ちょっと組立てをミスッたミッションも、再度組み直す事にした。

近所の内燃機屋でバルブガイドを交換、シートカットを終えて帰ってきたヘッドは、バルブ突き出し量がかなり減ってしまい、燃焼室のバルブフェイスがかなり下がってしまっていた。原因はMINIのシートカットが、特殊な角度だからだ。

これは、判っている加工屋に出さなければならないが、下がったバルブをもとに戻すには、シ−トリングの入れ替えをしなければならない。また余計な出費だ。しかし、このまま組んでしまうと後々、後悔するので、東京のミニマルヤマの社長にお願いして、インテーク、エキゾーストともにバルブシートを新たに製作、入れ替え、バルブガイドも信頼の置ける物を製作してもらった。

←は取りっきりカメラで撮った写真を、上からデジカメで撮ったものだ。

ヘッドやピストンも撮っといたと思ってんけどどこへ行ったんやろか。

これがMiniのギアボックスの中身だ。

下は英ミニスポーツ4ピニオンのデフ。

実は、ギアボックスをオーバーホールしようと開けたところ、1380ccのパワーに負けて、ノーマルの2ピニオンのベアリングが潰れていた。やっぱりパワーアップしてがんがん走るのなら換えないと持たないのだろう。

この時、ギアボックスも開けて良かったと思った。

ギアボックスのリビルドもコツさえ掴んで、あとは道具さえあれば難しくはない。

なんせ2回目やもんね。

 

 

 

 

 

 

実は、エンジンを下ろすきっかけはエンジンのスタビライザー(トルクロッド)のボディー側ブラケットが折れたので、その修復もしなければならなかったからだ。

Miniでハードに走るとよく起こるトラブルだ。 L字型の頑丈鋼材でなブラケットを作り、ボルト止めした。

通常Miniのトルクロッドは右側のみだが、この機会に左側にもブラケットを製作して、ウォーターポンプとの間にトルクロッドを追加した。

殆どワンオフ製作になり苦労したが、これで単純に強度は2倍になるので、ガンガンとスロットルをオン、オフしても大丈夫だ。

あ、全部引っ剥がすついでにお約束のブレーキ、クラッチのマスターシリンダーも新品に交換しました。

 

 

左の写真がブラケットだが、本来はウオーターポンプ側が片持ちなので、溶接で両持ちに改造、補強も入れてもらった。

 

 

3月1日

以前から取り寄せてあったドアのカーボン内張りと、アルミのレギュレーター類を取り付けた。

純正の内張りを止める上側の枠は、ドリルで揉んでスポット溶接を10個ほど外さなければならず、一苦労した。

これで車内の様子はメイフェアの軟派な感じから硬派なイメージに変わって、運転していても車内の景色が締まって楽しくなった。

MSDは助手席の足元、クーラーユニットの横に取り付けてある。

 

 

 

Miniのサスペンションはゴムの塊のラバーコーンがスプリングの役目をしているのだが、大変乗り心地が悪く、跳ねるので悪路ではグリップも落ちて飛ばせない。

そこで、まずMINI MAGという本で評判の良かったスーパーストラットサスペンションシステムを投入してみた。メインスプリングは比較的柔らかく、内側の皿バネの枚数と向きを変えることによってストロークした時のセッテイングを変更できる優れものだ。

共にショックもビルシュタインに交換したのだが、評判通り、乗り心地も良く、また、コーナーの限界もかなり上がって大満足。

1年ほど喜んでそのセッティングで飛ばし続けた。ところが、1000ccのエンジンが調子悪くなりエンジンを降ろした時に、フロントのスプリングの受けの部分のサブフレームに亀裂が入っているのを発見。

リアは大丈夫だが、フロントは構造的に1点に荷重が集中してしまうので割れたようだ。 

仕方ないので、メーカーに事情を説明して、何とか中古のサブフレームを手に入れた。

 

 

次は、構造的にラバーコーンと同じ所に荷重が掛かるスタンモアーのスプリングキット(レース用)を取り付ける事にした。

しかしバネ比は一定になってしまうので、問題のあるフロントのみ取り付ける事にした。バンプ時にはバンプラバーを利かせて制御する事にした。

やはり、車の挙動を制御するのに大事なのはリアなので、フロントは交換しても乗り味に大差はなかった。

ただ少し問題は、ジャッキアップして降ろすす時にしっかりスプリングを受け皿にはめないと、ガコガコ音がすることだ。ちょっと面倒なのだ。

しかし、必然的に出来上がったこの組み合わせはなかなか理想的なサスセットになった。

 

フロントブレーキはノーマルは効かないのでTAROXのローターにMINTEX1144パッドの組み合わせ。

リアには軽量化の為にMinisportのフィン付きアルミ製ドラムを入れた。

ホイールはRSワタナベのマグネシウム製で12インチ6J、重量は3.3Kgで、すっごく軽い。

以前はVグリッドの55扁平タイヤを入れていて、グリップとハンドリングはかなり良かった。

しかし、もう12インチで55扁平のタイヤはセミレース用ぐらいしかないようだ。

仕方なくグリッドUの60扁平にしたのだが、フツーの乗用車のような乗り心地とグリップになってしまった。すぐ鳴くしね。

次はダンロップの55扁平にしようと思うが、こいつはなかなか減りそうにないな。(^^)

 

 

 

 

 

 

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