1991年式  Peugeot 205 GTI  購入記

せっかく車検を受けたばっかりのMINIがクラッチトラブルで止まってしまった。手術してすぐだったので体力が落ちていたせいもあり、すぐに修理する気力が沸かなかった。しかし、通勤やお届け、買い物の為に足としての車はどうしても必要だ。実は前から205が気になっていたのだ。

中古車検索してみると、カップレースで人気が出ているのか結構少なくて高い。大阪の南の方に93年式のグリーンがあるとの事で、南海電車を飛ばして(^^)「修復暦なし」の205に試乗してきた。グリ−ンは好きな色だし、ガンメタなどより大人っぽく見えるので、探していたのだ。悪く言えばおっさん色であり、大人しく乗られていて状態も良いものが多いと思った訳だ。

73      「この車、えらいハンドル左にとられまっせ〜。」
おやじ  「ああ、タイヤが減っとるんでね。新品と入れ替えますわ!」
73      「こりゃちょっとタイヤのせいとは違いまっせ。」
おやじ  「ああ、トーインが狂ってるんですわ。これぐらいすぐ直しまっさ!」
73      「運転替わって見てくれます?ほら、すごいでしょ左寄り。」
おやじ  「あ、ああ・・・、いや、今はワダチ拾うてますねん。(汗) 」
73      「・・・。やっぱりこの車、絶対どこか足回りがおかしいと思いますわ!」
おやじ  「いやいや、この車はオークション持って行っても事故車やないです!(汗)」
73      「・・・・」

試乗を終えて車を降りてチェックしてみる。

73     「う〜ん、確かにボンネット内は板金の跡は全く無いなあ〜。」
おやじ 「ほらほら♪、えらいトーアウトしてますわ。タイヤもこんなに方減りしてるしなァ。」

しかし、前輪を中立にして良く観察してみると、何と右前タイヤが目で見て判るぐらいに後方に
オフセットしているのを発見!試乗中にも右にステアすると擦れる音がしてたもんね。

73     「あ、わっかった!ほら、右前のタイヤがえらいオフッセットしてますわ。」
おやじ 「・・・・・」
73     「ロアアームかサブフレームが曲がってますね!」
おやじ 「・・・・・」
73     「これは引張るぐらいで直りますかね?」
おやじ 「・・・・・」しばしの沈黙の後、
73     「ほなちょっと、よそも回る予定なんで見てきますわ。おおきに!」

店を立ち去る途中、背中からおやじの声が聞こえた。

おやじ「えらいすんませんでした〜!」(笑)

☆   中古車はきちんと試乗して買いましょう。

結局、近くで良いものが見つからなかったのだが、運良く東京で車が見つかり、個人売買で91年式のソレントグリーンを買って、品川から乗って帰る事にしたのだった。

う〜ん、なるほど!噂通りの小気味良い走り。乗り心地も良くて、尚且つ粘る猫足。しっかり真っ直ぐ走ります。(^^)  エンジンも全く問題ない様だ。

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