2月20日(日)

う〜ん、暇じゃ!

病院での一番の楽しみといえば、それは食事である。
日頃から、ろくなものを食べていないので、煮物などは特に嬉しく感じる。
それと、まだ「おかゆ」なのだが、これがまた意外と美味いのだ。
手術前の「ご飯」も、とても美味かったのだが、やっぱり沢山の量を一緒に炊くからだろう。
家ではいくら高級な米を炊いても、何故かぜんぜん美味くないのだ。
まあ、研ぎ方や炊き方もかなり悪いのだろう。

Porscheの本を3冊持ってきたが、もう殆ど読み尽くしたし、あちこち動き回るには点滴が邪魔だ。
体もなまってきたので、腹筋や腕立てでもしたいところだが、まだ鼻からの出血は止まっていないので、安静にしておかねば治りも遅くなってしまう。

仕方ない。こうなりゃテレビの見まくりだ〜。

でも、全然面白いの無いやん。洋画も最悪やったなあ。さあ、寝よッ!

2月21日(月)

きょうは、鼻に詰まっているガーゼを全部取り出す予定になっていた。(怖)

ガーゼの麻酔を入れてくれるので、以前の時よりはマシだが、やっぱり一番いやな瞬間だ。
もしも抜いた後、まだ出血する様だと再びガーゼの入れ直しになってしまう。
それだけは勘弁なので、鼻の中の血が早く固まる様に一所懸命イメージをしてきた。(笑)

イメージする事は、実際に効果があるらしい。
それは最近がん等の治療などにも採り入れられつつあると日刊現代に書いてあった。
事実、私も心当たりがある。
幼い頃、寒い夜に、足が冷たくて寝れなかった時、足先よ暖かくなれと思い、暖かいイメージを思い浮かべていたら、暫くして本当にイメージどおりに暖かくなった事があったのだ。
恐らく、「寒い寒い」と思うと余計に体が硬直して血行が悪くなり、逆に暖かいイメージを想像して体をリラックスさせると血行が良くなり、実際に暖かくなるのだろう。

要は気の持ちようという事だろうか。
ちょっと違うかもしれないが、「病は気から」とも言うしね。
突詰めると「何事も前向きに考える事!」といった教訓のような物につながるのだろう。

私は常々、人間は、自分がイメージして努力すれば、自分のなりたい姿( 外見じゃない )になれると思っている。
逆に、理想を持たない者は自己中心的で、はたから見てもブサイク( 内面的に )に映るものだと思う。
そう言う意味で、私は一生「ええカッコしい」でいたいと思っている。

さて、内視鏡を使って、全部のガーゼを抜き取ると、イメージが功を奏したか(笑)大した出血も無く、このままで大丈夫との事。
そして、抜き終わった自分の鼻の中の内視鏡映像をビデオで録画して、その場で再生して見せてくださった。
ちゃんと開通させた証拠だそうだ。(^^)
まだ血だらけの真っ赤な肉壁( 切除した部分 )に、少しだけ、正常な粘膜が存在する。
わおお〜っ!グロテスクじゃ!
そしてもう既に新しいポリープの前身が出来始めている。(涙)

これから後は、それをこまめに掃除していき、大きな手術をしなくても良いようにメンテナンス?していきなさいとの事だ。
車も体も、やっぱり一緒のような物なんやね。

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