Vauxhall に載せ替え

その頃、イギリスのセブンレースでシリーズチャンピオンチーム 「ARROWSTAR RACING」に、中古のリビルト225馬力仕様にて注文しました。

載せ替えには、エキゾースト、ミッションのメインシャフトの切断加工、プロペラシャフト( 長さが違う )まで必要になり、結果的にかなりの出費になりました。

しかし、これで信頼性とパワーを両立した高性能現代エンジンが手に入ると思えば仕方ないかと思っていたんですが、後々このエンジンにも酷い目に会うとは思いませんでした。

 

当初は、ウルトラライトフライホイールに、APロッキードのフォーミュラタイプのシングルプレートの組み合わせでした。

しかし、APのクラッチはその構造上ダストの抜けが悪いらしく、少しの使用でクラッチが切れなくなり、1速が入らなくなる症状がでました。

エンジン組み直しの際に、BDAで使っていたのと同じTiltonのツインプレートに取り替えて問題解決。

そのかわり、フライホイールの段差の設定が違い、すごく重たくなってしまいました。

この頃はツインを使っていましたが、250馬力くらいまでならパワー的にはシングルでも大丈夫との事で、のちにシングルに交換しました。

その時にフライホイールも平面研削盤で、規定値になるように加工してもらいました。

プレートの圧着力が一緒だと、重さは同じです。

ウルトラライトフライホイール、小径クラッチをVAXHALLウェットサンプ用ベルハウジングと組み合わせるには、レリーズベアリングの位置調整の為、カラーが必要になります。
秘密のファクトリーに削り出しで製作してもらいました。

そして、ミッションマウント回りのシャシーの小改造も必要だったので、ついでに秘密のファクトリーで搭載をお願いしました。

 

Tiltonクラッチを取り付けたところ。
当初はこんな狭い車庫を月極4万円で借りていたんですが、そんなに払うぐらいなら自宅を建て直すローンが払えるので思いきって自宅を建て直しました。

( と言っても、小さな長屋を3階建てに建直しただけの、ほんと小さな家です。)

何とか自宅が完成して作業もしやすくなりました。

 

 

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