エンジン修理中3 2001年の秋頃かな?またもやエンジン修理だよ〜ん。(涙)

今度はバルブガイドが砕けて、燃焼室に落ちてしまいました。

10月の鈴鹿のフルコース走行会に向けて阪神高速でキャブセットの全開試走をしての帰り、高速を降りたとたん 「カタカタカタ」 とヘッドから異音が鳴り始めました。

こりゃヤバイと思い、すぐにエンジンOFFして路肩へ停めたので、取り敢えずシリンダーは無傷。 ^^;

やっぱり英国のリビルトヘッドはあかんなぁ。(笑)

ガイドが鋳鉄製みたいやったんで心配してたんやけど、案の定やね。

でも、バルブステムの焼き付きの跡は判りませんでした。

そういえば高速降りる前にちょっと変な感じがしてたしなぁ。

4番のバルブの色が明らかに白っぽいし、燃料薄過ぎでデトネーションでもしたかな?

このヘッドは当初使っていた物で、オイルが水路に混入するトラブルの為に交換したのですが、水圧試験では漏れは無いとの事でした。

ひょっとしたらブロックの水路内にあるオイル穴を塞ぐイモネジ部分からの知れないし、お金もないので、ダメモトで再度 使ってみる事にしました。
灯油を使ってきれいにホコリや汚れを落とします。
エアーで、←の器具?を使って灯油や水を噴きつけて、オイル通路などの異物を飛ばします。

でも、エアーで噴きつけると、灯油は細かい霧状になって広範囲に広がってしまうので、万が一、引火してしまったりすると危ないので、できるだけ水で済ませるようにしています。住宅地ですし・・・ (^_^;)アセアセ

ただし、水の場合、すぐに乾かして油分をささないと、思わぬ所に錆が出てしまう事があり、後で苦労するんですな、これが・・・ (^^ゞ

バルブもカーボンなどをそこそこきれいに落としてから、擦り合わせを行います。

タコ棒を使って、コンパウンドの荒目、細目と擦り合わせます。

気を付けないと、コンパウンドが廻ってバルブガイドに傷がついてしまうので慎重に。

これはずっと使用しているソリッドタペットです。

ノーマルは油圧タペット(鋳鉄製?)ですが、これはスチール製で薄く軽量な造りの為、高回転での追従性と信頼性が向上します。

効果はあるが高価なパーツ!(笑)

シム調整がとても面倒です。

これがタペットの穴ですな。

Vauxhallのタペット穴にはオイル穴が開いており、油圧が掛かってタペットの磨耗を軽減してくれます。

以前に使用していたBDAの場合、オイル穴もなく、形状も少々無理があった為、タペット及びヘッドの磨耗が弱点になっていたようで、実際私もこの部分のトラブルでBDAを諦めた次第です。

 

 

まず、適当に薄目のシムをセットして、カムを組み込んで一旦クリアランスを測ります。
ちなみに、厚いシムを組んでしまうとクリアランスが測れません。(笑)

組み込みの際、オイルだと保持性が悪いですし、付いて欲しくない部分までオイルが廻ってしまうので、REDLINEのアッセンブリルブを使ってみました。

これは半固形なので、安心して組み込み作業ができますね。
赤なので視認性も良いし。

血のようにも見えますが・・・^^;

マイクロメーターで1つずつシムを計測して記録していきます。

ややこしいので、一旦パソコンに打ち込んで、必要なシムの厚さを表にして、手持ちのシムと比べます。

誤差+−0.01mmになるまで、オイルストーンで、少し厚めのシムを削って追い込んで行きます。

何度やっても面倒な作業です。

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