エンジン修理中4 2002年2月にリビルト完了 |
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お次は傷付いてしまったピストンの交換です。
1気筒のみだったので、購入した英国のQEDに尋ねたら、4ヶ月くらい先でないと再生産しないとの事・・・ 仕方ないので、SBDで同じOMEGAのピストンを注文しようと思ったら、同じ圧縮なのにトップ形状が違うので、仕方なく1セット購入になってしまいました。 やはりそれぞれショップごとのコダワリで形状まで指定してオーダーされてるんですねぇ。 |
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コンロッドは初めにバラした際、応力の掛かりそうな側面の鋳型のリブを馴らして、半鏡面に磨きました。
これで、ほんの多少ですが強度は上がってるでしょう。^^; |
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英国SBDから届いたOMEGAの新品ピストンです。
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清掃前に撮影したので、バルブリセスにホコリが見えますが・・・
^^;
見事に削り出された外観は、ほんと、鑑賞用に飾っておきたいくらいに美しいピストンです。(笑)
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お〜〜〜!!!
新品ピストンが、 う、う、う、美しい〜!!!(笑)
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こちらはまたまた新品のヘッドボルト君です。
締め付け時、通常はオイルですが、ヘッドガスケットにオイルが付いてしまうと、抜けの原因になりかねないので、それを嫌って、ここにはトルクが掛かる事ですし、スレッドコンパウンドを塗ります。 ボルトは再使用しないので意味ないですけど、ブロック側のネジ山の保護にはなるでしょう。^^;
これで何回目か・・・ ^^;
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おっと、うっかりヘッドの油圧ラインのイモネジを取り付けるのを忘れるところでした。
洗浄はここまで外してきちんと行わないとね。(笑) ロックタイトを使用して、漏れの無いように締め付けます。 |
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こんな所も外して毎回清掃。 |
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バルブタイミングをセットするには、おなじみダイヤルゲージの登場です。
いろんな測定の法方があるんですが、私は中心角でセットしています。 実際、QEDのカムのセッティング資料も中心角での指定です。 私が使っているのはQEDのQ450カムで、作用角300度オーバーの過激なハイカムです。 ハイカムの場合、たいてい100度〜110度に納まるようです。そこからは乗りながら可変プーリーで微妙な調整でセッティングします。 Vauxhallはノーマルだとモッタリしたフィーリングですが、このカムに替えてからは弾けるようなフィーリングに激変しました。 |
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デスビも取り払って同時点火にしているので、スッキリ!^^;
ヘッドカバーも以前、不細工なフロントカバー部分を切断。 サンプパンもQEDのドライサンプのシャローパン(最も薄い物)に交換して、外付のオイルポンプで吸い上げています。 |
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私は、助手席前に付くBDA用オイルタンクをそのまま使うかたちで、ワイヤー仕様のベルハウジングを使用しています。
その方が結果的に改造も少なくて済みました。 ティルトンの小径タイプ、シングルメタルクラッチと、ウルトラライトウェイトフライホイールです。 お陰でモッタリしたノーマルと違い、抜群のレスポンスです。 ディスクは殆ど減っていませんが、バラしたらついでに新品交換です。
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さぁ、また組み込みです。
今回は以前使っていたオイル通路貫通のトラブルがあるヘッドのテストのような物なので、これで少々運転してみて、またオイルが水路に漏れるようなら、クラッシュしたヘッドの再生に取りかかり、また一から組み直しです。 そうなった場合、再び、地獄のタペットシム調整が待っています。(笑) しかし、次回はヘッドのみの組替えなので、エンジンは載せたまま作業できるのがせめてもの救いでしょう。(^^ゞ そりゃ新品ヘッド買って載せりゃ一番簡単だけど、UKで買っても軽く40万は掛かるのよぉ〜。(涙) |
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トルクを掛けるボルトにはスレッドコンパウンドを使用します。
特にベルハウジング部分のアルミのネジ山にはカジリ防止の為に必要ですね。 |
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微妙な角度を調節、維持しながらエンジンとミッションを滑り込ませて行きます。
全く1人で作業するので、結構な根気が要りますね。^^; ま、悲しい事に、もう馴れてしまいましたが・・・^^; |
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かなり重いヒーターも取っ払ってしまいました。スッキリ! 真冬でもエンジンが結構熱いので必要ないですからね。^^; ヘッド後方のヒーター取り出し口はは、ヘッド内部の水流のバランスが悪くなってしまうので、殺さずに循環するように配管し直します。サーモ取っ払うだけでは循環に不都合が生じる可能性があるので、機能させていませんが、細工しています。^^; |