17日の手術が終わり、今は18日の午前9時だ。
とても気分が良い。
以前の手術のときは3日ぐらい痛さでうずくまっていたので驚きだ。
昨日の様子を思い出してみよう。
午後1時からの手術予定だった。
手術で体を切られると思うと緊張してしまうのだが、なるべく直前まで音楽を聴いていると、結構リラックスできた。要望すればウォークマンを麻酔直前ま付けていることも出来るそうだ。
しかし、実際に手術室に運び込まれてしまうとやはり緊張してしまう。
心臓の音が電子音で聞こえるのだが、明らかに普段より早い。(笑)
しかし、3度目という事もあり、意外と気持ちは落ち着いていた。
オペ開始が1時間以上遅れたので、執刀医の久保伸夫先生は、予定が入っていた講演会を先に済ませに行ってしまったそうだ。(笑)
まず主治医の池田浩己先生が手前のポリープを処理して一番難しいところを久保先生が講演が終わってから仕上げてくれるとの説明があった。
さあ、緊張の全身麻酔だが、先生が手をしっかりと握って下さった。
気の弱い人はこれだけでも随分安心できるだろう。
そしてマスクがかぶされて、全身がしびれてきたなと思ったら、今度気がついたらもう手術が終わってストレッチャーに乗って手術室を出るところだった。本当にあっという間だった。
部屋に帰ると午後6時だった。
出血が多く手術は難しかったそうで、全部のポリープを切り取る事は無理だったとの事だが、輸血なしで出来る限界ぎりぎりまで頑張って手術して下さったという事だった。
おかげでその夜はかなりの貧血状態で、目が回って冷や汗が出っ放しだった。(^^)
しかし、前回は痛みが酷かったので、手術後の苦しみはある程度覚悟していたのだが、痛みも殆ど無く、嬉しい誤算だった。ただ貧血だけがちょっと辛かったかな?
でも一晩寝たらぜんぜん平気になった。
前回の手術の時( 旧 大阪府立病院
)は病状、手術内容の具体的な説明も、質問しても詳しくは教えてくれず、術前には
「目が見えなくなったり顔面神経痛が残っても文句を言いません。」
と言った内容の誓約書を書かされた。
そして、後で知ったのだが、術後の経過が悪い為に最近はあまり行われないという、根本術(鼻の粘膜をすべてちぎり取ってしまう全摘出)をされたのだった。
ただ、幸いな事に、出血が多かったのと
「痛かったら言うてねー、目ぇ見えへんようになるからねぇー。」
の言葉にビビッて
「痛いからもうエエですぅー。」
と言って、途中で止めてもらったおかげで、全摘出にならずに済んだのだった。
しかし、歯の神経に触ってしまったらしく、手術直後から歯が浮いたようにひどく痛み、今でも鼻が悪くなると歯が浮くのだ。
今回の手術では誓約書など書かされることは無かった。
そして、病気に対する具体的な説明、手術内容の詳しい解説をしっかりとして下さったので、自分でも納得が出来た。手術後も、前回とは違い、楽なものだった。
今回思ったのは、医師は出来るだけ信頼のおけそうな人を選んだ方が良いという事だ。
難しいことだと思うけれど、インターネットで検索してみるといろんな病気の解説、治療法等がけっこう沢山掲載されているので、まず自分の病気を自分で把握して、医師に積極的に話を聞いてみると、ある程度判断出来るのではないだろうか。
積極的に説明してくれる人は積極的に治療してくれる気がするし、そんなもんですよ的な説明しかしない人はそれなりの治療しか出来ない気がする。
当たり前の事だが、少しでもお医者さん選びの参考になれば幸いだ。
ところで、さっき点滴換えてくれた看護婦さん、そんなに沢山の泡を血管に送り込んでしまっても大丈夫なの?こわいよ〜。
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